私たちは、「社会の課題をビジネスの力で解決する」という想いを原点に、挑戦を続けるベンチャー企業です。 

医療・健康分野においては、技術革新そのものが目的ではありません。真に重要なのは、その技術が社会にどのような価値をもたらすかです。私たちは常に、「その技術は誰の未来を変えるのか」という問いを出発点に事業を構想してきました。 

世界で唯一の毛髪切断ロボティクス技術と、米国Linus Biotechnology社による革新的な毛髪エクスポゾーム解析。この二つの最先端技術を融合することで、私たちは世界初となる毛髪由来の診断補助サービスを実現しました。米国での展開に続き、日本国内でもサービスを開始し、新しい予防医療の選択肢を社会に提示しています。
毛髪1本には、その人が生きてきた時間の情報が刻まれています。私たちはその情報を科学的に可視化することで、自閉症をはじめとする疾患の早期発見と早期介入を可能にしようとしています。早期に気づき、早期に支援することは、本人だけでなく、ご家族、教育現場、そして社会全体にとって大きな意味を持ちます。

しかし、私たちの挑戦は毛髪解析にとどまりません。
バイオマーカーの探索から測定系の構築、さらに臨床応用までを一気通貫で設計する——それが当社のもう一つの柱です。その中核にあるのが、全自動ELISA装置「KI-ZA-SHI(キザシ)」です。
「KI-ZA-SHI」は、研究現場での再現性・効率性・精度向上を実現するために開発された全自動測定プラットフォームです。pタウ217、各種アミロイドβなど、次世代の神経系バイオマーカーに対応し、研究用途から将来的な臨床応用までを見据えた設計思想を持っています。さらに、装置導入前の研究段階を支えるELISAキットの提供により、基礎研究から社会実装までを段階的に支援する体制を整えています。

私たちは、単に製品を販売する企業ではありません。
「兆し(きざし)」を捉え、未来の医療を形にする企業でありたいと考えています。
人の一生にわたる医療サイクル——健常・未病・発症・予後——そのすべての段階で価値を提供すること。予防から診断補助、研究支援、創薬基盤までをつなぐことで、Life Time Value(LTV)の向上に貢献する。それが私たちの描く医療の姿です。

目指しているのは、単なる経済的成長ではありません。
環境、教育、地域、福祉といった社会の本質的課題に真正面から向き合い、持続可能な未来の創造に貢献すること。科学技術を社会の希望へと転換すること。それこそが私たちの使命です。

「本当に求められる価値とは何か。」
この問いを胸に、私たちはこれからも挑戦を続けます。
小さな一歩の積み重ねが、やがて医療の常識を変える大きな変化へとつながる——その未来を信じ、研究と事業の両輪で社会に貢献してまいります。
 

2025年7月
代表取締役CEO
関口 孝