Si-IGBTレーザアニーラ

  • 裏面のみの熱処理により、表面に熱ダメージを与えません。
  • 2波長レーザアニールにより、アニール深さを1~10μmの範囲でコントロールが可能。
  • 連続発振レーザと、回転テーブルの組合せにより、高スループットを実現。

基本仕様

技術説明

2波長レーザアニール

  • Siに対する光の侵入深さは、波長に依存します。
  • 侵入長が約1μmと約10μmのレーザを同時に照射することにより厚さ100μm以下のSiウェーハに対しても、
    レーザ非照射面の温度を100℃以下に保ったまま、レーザ照射面の深さ数μmの領域をドーパントの活性化に必要な
    温度まで昇温することが可能です。
アニールデータ
拡大
アニールデータ
YVO4/LD=100%/0%
拡大
YVO4/LD=100%/0%
YVO4/LD=93%/50%
拡大
YVO4/LD=93%/50%
YVO4/LD=82%/100%
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YVO4/LD=82%/100%

装置の特長

1.裏面のみの熱処理

グリーンレーザーとLDの、2種類のレーザが搭載されており、それらを同時照射することにより、以下の特性が得られます。

  • 約10μm以下深さで、種々の不純物プロファイルの活性化に対応。
  • 100μm厚以下のウェハ処理が可能。
  • 裏面アニール時の表面温度を100℃以下に保持。

2.高スループットプロセス

  • CW グリーンレーザー(波長532nm)とCW半導体レーザ、線速度一定制御の回転ステージにより、
    表面を低温に保持したまま、高スループットで裏面数μmの活性化アニールを実現します。

SiC裏面電極オーミック化専用装置

  • 世界初のSiC裏面電極オーミック化専用装置。
  • 豊富なパラメータで開発・試作にも対応。
  • 高い安定性・再現性・スループット、低ランニングコストで量産を支援。

基本仕様

用途

  • SiC裏面電極に用いられる各種金属層のオーミック化。

特長

オーミック化 コンタクト抵抗値:10~{-4}~10~{-6}Ωcm~{2}
高スループット 5枚/時間 ※6インチウェーハ
レーザ非照射面の温度上昇抑制 120℃以下
豊富なパラメータ 多様な電極仕様に対応
高精度な領域アニール 任意サイズのウェーハ小片~6インチに対応
ランニングコスト 低ユーティリティコスト

基本仕様

対応ウェーハサイズ 小片~6インチ
対応ウェーハ厚さ 100μm以上
ウェーハアライメント 画像認識・エッジ検出・パターン検出・オートフォーカス装備
光学管理 レーザパワーメータ搭載、ビームプロファイラー
ウェーハ受け渡し機構 リフトピン
アニール雰囲気 大気(清浄度クラス1000対応)またはN₂
安全対策 フルカバー・インタロック
基本サイズ(mm) W2100×D1400×H2000(コントロール・電装・付帯含む)

オプション仕様

  • 薄ウェーハ対応(100μm未満~50μm)
  • 自動搬送
  • 非接触ウェーハ保持機構(ロボットハンド)
  • 清浄度スペックアップ
  • CIM対応

レーザ事業に関するお問い合わせ

 

第1技術部

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